現代のパワーストーンとしての水晶の石言葉
古代から世界中で『万能の石』として愛されてきた水晶は、数あるパワーストーンの中でも頂点に君臨する存在と言われていおり、浄化・守護を司り、強力な浄化のパワーを秘め、ヒーリングとパワーアップの効果をあわせ持つと言われています。
すべてのものを浄化し、生命力を活性化させ、潜在能力を引き出し、直感力、創造力を育むなど、パワーストーンと言われる石の中でも万能的な存在で、無色透明の水晶は、さまざまな雑念を取り去り、集中力を高める効果があると言われています。
- 能力を高める
- 感情を安定させる
- 体調・気分を整える
- 魅力を引き出す
- 心の傷をいやす
- 悪い気から守る
- オーラを輝かせる などとも言われています。
そもそも現代のパワーストーンとは?
パワーストーンと聞いて、現代ではそれはウソだと思いますか?それともご利益があると思いますか?
パワーストーンとは、宝石(貴石・半貴石)の中でもある種の特殊な力が宿っていると考えられている石のこと。その石を身に付けるなどしていると良い結果がもたらされると愛好家などから信じられている。
科学的合理主義の立場からは、そのような力が存在することは証明されていないため、疑似科学かオカルトのようなもの、または個人的な意思で信仰するお守りと同じレベルとして考えられている。
「パワーストーン」という言葉は、和製英語である。英語圏では、鉱物結晶を意味する”Crystal”や、宝石を意味する”Gemstone”という表現が用いられるが、日本ではこれらに属する一部の石などが「パワーストーン」と呼ばれる。
パワーストーンが病気に効くなどと謳うことについては、厚生労働省の医薬食品局監視指導・麻薬対策課は、薬事法に抵触するとの見解を示している。
ウイキペディアのパワーストーンより引用
個人的な意見では、パワーストーンは、日本の神社仏閣の木札やお守りと同じ認識だと思っています。古代の日本でも、病や天災の原因がわからないときは、悪魔の仕業として、神社仏閣を作りお祈りしていました。それは、古代の水晶と同じような位置にあったと思います。
科学の発達した現代では、病気や天災の原因もそれなりにわかるようになり、必ずしも神社仏閣のお守りや木札で願いが叶うとは思っていないと思いますし、それを信じる方も少ないと思います。今はどちらかというと、その物を通して、自己を振り返ったり、他人に感謝したりと、自己に向き合う要素の方が多いと思います。
それは、パワーストーンでも同じではないでしょうか。石言葉に込められた意味を知り、そのパワーストーンを通して、自分が動くことを前提に願いごとをしたり、自己を見つめるきっかけになるものがパワーストーンではないかと思っています。
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パワーストーンとしての現代の水晶の使い方
これも古代とほぼ変わらないのではないでしょうか?病気に効果があるというは無くなりましたが、それ以外はほぼ古代も現代も同じように使っていると思います。
アクセサリーとして身に付ける
ネックレスやブレスレット、イヤリングなどのおしゃれ用としてや、良い気をもたらし、悪い気を追い払ったりなど。
部屋に置く
その場所に、大きめな水晶を置いたり、さざれ石を容器に入れて広げて置いたりして、良い気をもたらし、悪い気を追い払ったり。水晶さざれ石はアクセサリーの浄化にも。
小ぶりの塊を持ち歩く
小さめな水晶を小袋に入れていつでも持ち歩く。良い気をもたらし、悪い気を追い払ったりなど。
枕元の近くに置く、枕に入れる
枕元に置いたり、水晶さざれ石を枕に入れて、寝ている間にエネルギーを充電する。
クリスタルチューナー
水晶でチューナーを叩き、音波振動を通して、その空間を浄化したり、ヒーリングパワーを増幅させたりする。
パワーストーン水晶の一般的な形態と種類
これも、古代も現代も用途が同じため、ほとんど変わっていないと思います。
鉱物標本
母岩に付着したままの状態の鉱物、または発見されたままの状態。
クラスター
複数の結晶が集まっているもの(群晶)
単結晶
母岩から切り離されたポイントもの。根元は切り離された状態なのでゴツゴツしたものが多い。
タンブル
小石のように磨かれいて丸みをおびているもの。
加工された水晶
色々な形に加工されたもの。
水晶は、溶かして作ると「水晶の構造」が失われ、ガラス化してしまうそうです。なので、今ではほぼ天然水晶玉はないのかもしれないですね。
水晶の呼び名は色々
日本名や海外での呼び名など色々な名称で、水晶を表現しています。どれも水晶についての名称で、細かくみていくと意味もそれぞれ違いますが、日本では水晶。海外ではクォーツクリスタルと言う呼び名が一般化しているそうです。
- 水晶
(すいしょう)日本で一番一般的な名称 - ロッククリスタル
(rock crystal)ギリシャ時代に付けられた名称で水晶全般、氷の結晶の意味 - クリスタル
(crystal)水晶全般、結晶の意味 - クォーツクリスタル
(quartz crystal)水晶全般、岩の結晶の意味 - 石英
(せきえい)英語ではクォーツ、水晶全般 - 水精
(すいしょう)昔の中国や日本での水晶の呼び名
これも水晶?その仲間の石たち
細かく分けると、この他にアメリン、紅水晶など色々な種類がありますが、代表的なものが以下になります。同じ水晶の仲間でありますが、古代から水晶とは別な逸話やパワーストーンとしての役割が違っていました。
スモーキークオーツ(煙水晶)
煙がかって黒く色づいた水晶をスモーキークォーツ(煙水晶)といいます。岩石中で周囲の鉱物の放射線を吸収して煙色ないし黒色になります。吸収した放射線量が多ければより黒くなります。
人工着色のスモーキークォーツや、黒が濃い黒水晶も多く、特徴としては、結晶が林立してる群晶(クラスタータイプ)のものが特に多いです。水晶の上から放射線を当てていることなどから、土台のほうはほとんど白くなっています。自然のものと違い、異様な油ぎったような光沢を帯びているのでご注意してください。
アメシスト(紫水晶)
岩石中で鉄と放射線を吸収して紫色に色づいた水晶をアメシスト(紫水晶)といいます。
人工着色のものも多いが、元々は水晶で高価な宝石とは価格帯が違うということと、小さいものは判別しにくいこともあり、日本の宝石鑑別機関では、天然と合成の区別は表記しない形になっているそうです。
ローズクオーツ(バラ石英)
同じような日本名の紅水晶は希少ですが、ローズクォーツ(バラ石英)は大量に天然のものが産出されています。バラ色の原因としては、微量のチタン・イオンの混入と言わています。六角形の結晶の形は、天然石ではほぼないと言われています。
ローズクォーツのピンク色は、光に敏感で、退色しやすいです。また、ローズクォーツは内部に微細なルチル(金紅石)の針状結晶をインクルージョン(含有)として持つ場合があり、スター効果(光を当てた時、星が浮かんでいるかのような光を生ずる)を示すものもあります。
シトリン(黄水晶)
鉄が起因して、水晶が褐色味を帯びた黄色になると言われています。現在流通していものは、ほぼ人工着色と言わており、アメシストに放射線処理でレモン色に色付けしています。天然も確かに存在するそうですが、大部分は地味で宝飾用の美しさはないそうです。
ちなみに、ブルートパーズも、トパーズに放射線処理をして変色させたもので、非天然カラーですので、お間違いないように。
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